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仕事と育児を両立する「働き方」を開拓する VBスペシャリストの転機とは?

仕事と育児を両立する「働き方」を開拓する
VBスペシャリストの転機とは?

全力でクライアントのために力を尽くした若手時代。
そしてライフスタイルの変化の中で、どのように
彼女なりの働き方を開拓していったのか。
そのターニングポイントとなるプロジェクトを紐ときながら、
成長を続ける彼女のキャリアに迫ります。

第一事業部

システムズ・エンジニアK.N

自分だけの「武器」を持ち、クライアントに貢献する喜び

「振り返れば、開発は想像以上に楽しかったですね。」
そう笑顔で話すKさんは、入社以来、大手通販会社で受注業務を行う業務システムの開発を約8年経験した。
「私は、通販業務の非効率性のような、システムの不満や要望における改修・開発に数多く関わってきました。通販会社の担当者やシステムを使うオペレーターからの要望に対して、知恵を絞り、実現方法を探り出し、解決に導いていくプロセスは、苦しくもありましたが、大きな充実感がありました。また、配属してまもなくVB(※1)での開発を経験したことを機に、社内でもまだ経験者や知見があまりなかったVBでの開発業務の主担当となったのです。自ら学びながら技術を切り拓いていくというチャレンジは辛くもありましたが、世の中的にもVB.Netの需要が徐々に高まりだした時期でもあり、数年後にはクライアントからもVBスキルでは頼られる存在となることができ、仕事に対する大きな自信を私に与えてくれました。」
※1 VB(Visual Basic):Microsoft .NETに対応したプログラミング言語

技術者として独り立ちし、新たな「働き方」を開拓

そして、プライベートでは結婚・出産を経験し、育休を経て時短勤務へ。Kさんのライフスタイルは一変した。もちろん、勤務地や時短勤務といった働き方におけるネクサスの柔軟な対応や周囲の理解は、本当にありがたかったという。とはいえ、積み上げてきた信頼感や責任感ゆえに、重要なリリース直前やトラブル対応などで、自宅から2時間もかかる通販会社まで通うこともしばしばあった。Kさんはこの時の心情をこう話してくれた。
「仕事を辞めるという選択肢は頭の中にまったくありませんでした。それは仕事が楽しかったから。でも、人生の一部である子どもとの時間もめいっぱい大切にしたい。そうした葛藤が日々強くなり、上司に相談したことがありました。すると、ある時『新しいプロジェクトをやってみないか?』と上司から話があったのです。」

それがKさんの大きな転機となった。新プロジェクトとは、金融系企業A社の人事給与システムのリプレイス。旧システムのプログラムが全てVBになることから、VBスキルで開発支援をして欲しいというニーズに対し、Kさんに白羽の矢が立った。
「これまでのプロジェクトは、ネクサスの開発チームで動くスタイルでしたが、このプロジェクトではネクサスから私一人で他社の開発チームに入ることになります。いわゆる、技術者としての独り立ち。今後、時短勤務でも力が発揮できる働き方を開拓するためにも、意義あるチャレンジだと思いました。」
そして、いざ始めてみると、これが実に面白い案件だったという。案件の背景について、Kさんはこう話してくれた。
「人事給与システムといえば、旧来型システムを活用されているクライアントさんは未だに多いと思います。というのも、テクノロジーはどんどん進化しても、人事・給与業務は昔も今も変わらない普遍的な部分も多く、使い慣れた機能やインターフェイスの方がスムーズですから、移行したいという声も上がりづらい。また、更改・改修には大規模な投資が必要ですから踏み切れない企業も多いんです。まさに、A社の人事給与システムは2世代前。このままで

「これからは家族を中心にしよう」という決意

2019年12月、KさんはA社のプロジェクトに参画した。最初に、旧システムのカスタマイズ部分の調査を担当し、その後の要件定義ではクライアント先に赴き、ニーズの把握、カスタマイズ部分の取捨選択といった、要件仕様の調整を行った。すると、人事システムは1世代古く、給与システムは2世代古いバージョンからの移行ということで、簡単に移行ができないことが判明し、工数は膨れ上がり、スケジュールもタイトになっていった。
チームメンバーは約10名。それぞれ得意領域のあるメンバーの集まりの中で役割分担が行われ、KさんはVBでの画面開発の担当として、2020年1月から調査と並行して先行できるところから設計・開発をスタートさせ、2月からは開発チーム先に常駐しての本格的にシステム全体の開発が始まった。

そして2月も半ばを過ぎた頃、新型コロナウィルスのニュースが毎日の話題となり、Kさんも不安を隠せなくなった。ネクサスでは早い段階から常駐プロジェクトメンバー向けに開発環境の構築に取り組み、特にセキュリティの厳しかったKさんのプロジェクトにおいては、緊急事態宣言の少し前に在宅ワークへとシフトすることができた。
「在宅ワークといっても、子どもはまだ3歳。保育園には預けられず、母にも来てもらえません。『遊んで、遊んで。』という盛りの子どもに、仕事しながらは向き合えない、と思う一方で、プロジェクトも軌道に乗ってきた矢先でしたから、本当に悩みました。そして、夫婦間で話し合い、働き方に真剣に向き合って得た結論は、『家族を中心に考えよう』ということ。それは、仕事のために家庭を後回しにせず、家族の時間を大切にしようと改めて確認できた瞬間でした。そして、1つのルールを決断しました。それは週5日のうち夫も私も半分休んで、どちらかが必ず丸1日子どもと向き合うこと。これは週2,3日だけ仕事をするということでもあり、その状況をネクサスやプロジェクトチーム、そして夫が働く会社にも了解していただきました。こうして働き方に対し真剣に向き合う機会を得たこと、そして緊急事態宣言下の数ヶ月間、この決断を実行できたことは大きなターニングポイントとなりました。」

こうして、Kさんの開発パートを他のメンバーにも振り分けることにはなったが、その分、チームメンバーとのコミュニケーションが密になり、結束も強まり、結果的に子どもがいる状態で無理に仕事をするよりも、集中して開発を進めることができたという。
緊急事態宣言の解除後、KさんはA社での最終チェックにも立ち会い、コロナ禍における開発環境のシフトや受け入れ体制の遅れによって、予定通りのリリースとはいかなかったものの最低限のスケジュール変更で抑えることで、9月には無事に全面切り替えでの稼働となり、Kさんはほっと胸をなでおろしたという。

新たなフィールドを全力で楽しみ、成長を続ける

現在、Kさんは新たなプロジェクトに参画し、そこでネクサスチームの中に入って開発をスタートさせている。
「ここでは、新しいシステムのインプットもあり、新しい開発言語にも挑戦していて、猛勉強の日々です(笑)。プロジェクトについて間もないこともあり、当面の私の目標は、目の前の仕事でしっかりと成果を出し、生み出す開発に足跡を刻むことです。これからも、クライアントに一生懸命に向き合う姿勢は変わらず、成長を続けていきたいです。」
そう語るKさんは、SEとしてより多くの技術や知識を広げ、いかなるプロジェクトでも総合的に判断できるオールラウンダーを目指している。また、そうした知見を自分自身やネクサスの価値とするべく、資格取得にもチャレンジしたいと意欲を燃やす。
「ネクサスの良いところは、アットホームなところ。時短でも辞めずに続けようと思えたのは、制度だけでなく、ネクサスの皆さんの理解や協力があったことが大きいと思います。正直、全力で仕事をしていた若手時代は、自分の将来なんてイメージできず、夜遅くなっても夢中で仕事をしていました。そのため、妊娠した時は、働き方にすごく気を遣ってもらって、それが皆さん当たり前のようでもあって、本当に温かかったことをよく覚えています。そこにはもちろん先輩たちがきちんと復帰して、活躍できる地盤を作ってくれていたから。これからは私も後輩たちのために、その地盤を作っていくこと、家族との時間も、仕事も、全力で楽しみながら、成長し続ける道筋を開拓していくことが、私なりの恩返しになると考えています。」
新たなフィールドにおいても、自分らしく仕事を楽しむ「働き方」を見つけたKさんは、若手社員のロールモデルとなるべく、ネクサスでの日々を全力で楽しんでいる。